ライブ前の感情についてはこちら
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まずはこのご時世にも関わらずに最後までライブに参加できたこと、推しと実際に話す機会を設けてくれたことに感謝しています。
1月23日、駅を出てからのSELENEまでの雨の中の道のりは気分的に遠く感じた(実際遠いけど)。
会場にたどり着いて、横断幕やスタフラを見て「あー本当にここで最後なのか…」と思わずに居られなかった。
ライブが始まるまでの落ち着かない気持ちは久しぶりだった。
ホールに少しずつ増えていくオタクを見て開演時間が少しずつ近付いてきている事が理解できた。
スタフラの写真を撮ったり、仲のいいオタク同士が楽しくしゃべっている様子を見たり、BGMに耳を傾けたりもしながら時間が過ぎて行った。
早く始まってほしいけど始まったら終わるまで走り続けてしまうからずっと始まらないで欲しい。
そんな事を考えたりもしたけど開演時刻になり、OAの方たちのライブが始まった。
最後のゲストのハニスパのラストの曲、ここで時が止まれば一生終わりは来ないのではないか?と思いながら聴いていたけど実際にはそんなことは無いしいつもと同じように彼女達も歌い終えてステージから捌けて行った。
いよいよその瞬間、いつものFiORéclaDが流れ始めた。
この日も聴こえてきたメンバーの「スタフィオ行くぞ!!」の声とともに本当に終わりの始まりが来た。
最後の遠征、最後のオフ会、最後の対バン……そして始まった最後のライブ。
いつものPuro☆Unfioreの始まりがこの日は少し違って聴こえたような気がした。
色んな感情が止まらない時間が過ぎて行った。
最後まで本当に楽しかった。
この6人が今日まで駆け抜けてきた集大成、それがこのステージだった。
曲を聴いて、歌ってるメンバーの表情を見て、たくさんの思い出がこみ上げてきた。
最初は読めなかった曲名も今では全部覚えたし、振りコピもまあまあできるようになった。
このご時世、現場に行ってライブを生で見れないことが増えてしまった。
そんな中で改めて僕はライブが好きな事に気付かされた。
会場の熱気も、推しからのレスも、落ちサビのかっこいいところを肌で感じられるところも全部ライブでしか味わえない悦びだ。
今日、この日この場所に来れたことが改めて幸せだった。
スタフィオの持ち曲を一通り歌い終わって、卒業メンバーのパートが来た。
まずは乃愛ちゃんの番、同期のれんれんが一緒に歌ってくれた。
明日からの道は違くてもこの2人が一年前に加入してきてくれて今日まで一緒に歩んできてくれたことが本当にうれしくて、1/4の周年ライブの続きを見ているような気持ちになった。
意外と頑固だけど新しい未来に向かってどんどん前に進んでいく行動力がある乃愛ちゃん、マイペースだけどもファンの事をいつでも考え自分ができる事を見つけてそれを実行できるれんれん。
色んな意味でも対照的な2人だからこそそれぞれのいい所がはっきりと見えていたのかな。
歌い終わった2人を見て、感極まっていたのは僕も同じだった。
本当にスタフィオに入ってきてくれてありがとう。
2人のステージの次は垣村さんの出番だった。
彼女のソロと言えばもちろんR:consegna♋。
一番好きな推し、そんな君の曲は今日の彼女とそのファンを表しているような気もした。
強い決意と会えなくなってしまっても大好きな気持ち。
初めて覗いた望遠鏡から見つけた、無数にある光輝く星の中から出会えた君、そんな偶然な出会いから始まった運命。
本当にスタフィオに、垣村玲那さんに出会えた幸せがこの歌に込められていた。
アイドルをこの日まで続けてきてくれた彼女、そんな君が今までステージから見ていた景色はどうでしたか?
僕は紫色の輝きを見つけることができて本当によかった、間違いなく最高の一等星だったよ。
垣村さんが舞台に残り、優歩ちゃんが来た。
今日でアイドル人生に区切りをつける、そんなこの日のための衣装を身に纏った2人。
彼女達の歌に包まれた会場は、幸せな空間だった。
今までたくさんの人に笑顔を届けくれた分も含めて、これからの人生も幸せになってほしい。
多分、僕含めてファンの人はそんな気持ちになっていたと思う。
卒業メンバーのパートが終わり、いよいよクライマックスは来た。
ここまで歌われていなかった曲はどれも最高にスタフィオを表している曲だと思う。
アンコール前のラストはaile←Ave;nir。
少し前(去年の11月くらい)、ラストのサビで少しだけ追加されている歌詞について考える時間があった。
君とならば どんな時も
1人では広すぎる空でも、信じ続けて巡り合った仲間がいれば飛んでいける事。
そんな出会いの先、まっすぐに進みだした未来で会えない時でも一緒に居ると思えるほどに縮まった距離。
この6人が出会ってくれたからこそこの日まで全力で羽ばたいてきてくれた、この曲が本当に大好きだ。
メンバー一人一人の見せ場が本当に綺麗で、ライブで何回聴いても色あせない最高の名曲。
歌に込められていた思いは最後まできちんと僕の胸に届いたよ。
アンコールが明けた。
この6人が歌える時間も残り僅か。
ラスト2曲、まずはfiore d'amore*だった。
ユニット名にもある小さい花を意味するタイトル。
この曲はここ最近で僕の中で大好きになった曲だ。
メンバーの卒業が発表されて、一つのゴールが見え始めた瞬間に今まで何気なく聞いていたこの曲の本当の魅力に気が付いたような気がした。
それは曲のラストの部分。
花の色鮮やか 涙でぼやけるの
記憶する花の香り なんでここにいないの 何もできない
優歩ちゃん垣村さんの卒業と乃愛ちゃんの移籍が発表されてこの歌詞が持つ意味について共感することができるようになった。
ステージで美しく咲いているメンバーを今までのように見ることができなくなる事、それに気が付いた瞬間に僕もステージがぼやけて見えた。
それでもかすかに見える色は綺麗で、必死に目に焼き付けようとしていた。
そしてこのパートのお気に入りのところはメンバー全員の歌唱であるところとオタクが推しの名前を叫ぶコールとなっているところだ。
曲が最高に盛り上がる瞬間に向けてファンの声援でステージの花が最高に輝いて見える。
照明などの効果もあり、ライブを作り上げるのには演出、アーティスト、ファンのすべての要素が不可欠であることが実感できる。
今では声出しができなくなってしまったけど、その光景も併せて最高の景色だった。
そしてそこから繋がる
さよならGood Time 来年また この気持ち咲くのかな?
同じ花はもう咲かない 本当は知ってるんだ
最後のライブはもちろん特別だ。
でもよく考えてみると、対バンでもミニライブでもセトリや場所も変わればその場に来ている客だって変わっている。
同じような気持ちになることはあっても同じ花が咲くことは無い。
そんな瞬間瞬間の儚さは何よりも美しいものだった。
いよいよ、本当に最後の曲。
スタフィオと言えばこの曲だとほとんどの人は言うと思う。
La mia adolescenza.
この曲のリリイベでスタフィオに巡り合えた個人的にも思い入れの強い、ラストを締めくくるのに相応しい曲。
疾走感のある曲調はスタフィオとファンがこの日まで走り続けてきたことを思い出させる。
僕も飛び込んできたこの世界、いよいよその場所が終わってしまう。
最後の僕の表情は泣いていたし笑っていたと思う。
でもそれでよかった。
この最高のステージという夢から覚めて、同じ景色は見れなくなるけどそれはさよならじゃない。
この6人を見届けてから僕も、彼女達もまだまだ歩き続ける。
それはある意味新しい始まりでもある。
最後に君に感じるままを伝えることは出来たかな?
ラストのライブは終わった。
特典会でもたくさん話せて(誰もが思っていたより長かったけど)、満足した。
これからも会える君たちには次のステージを楽しみにしている。
この日にゴールを迎えた君と君には最後まで本当に楽しませてもらったし、その感謝も伝えることができた。
改めて1/23を迎えることができて、このスタフィオを見届けることができたことが幸せだった。
最強のメンバーが居てくれて、オタクとも楽しくやってこれた最高の居場所。
その空間に僕も居れた事は本当に感謝してもしきれない。
この世界で咲いてくれた6輪の小さい花は1人のナードの心を満たしてくれたよ。
君たちが出会ってくれた事、僕も出会えた事、本当にありがとう。
またね!