2023年楽曲10選
今年もこの季節がやってきましたね、去年は飛んで2年ぶりに更新です。
今年はそんなに現場にも行ってないしアニメも見てないから10曲も選べないだろ・・・って思っていましたが、なんとなくオタクの投稿見てピックアップしていったら「案外行けるんじゃね??」ってなったのでととんとん拍子で決まりました。
ルールはいつも通り
・2023年リリース
・同一アーティスト・コンテンツ・アニメから一曲ずつ
・紹介は一般販売された順番
それでは行きましょう!
- ①Dystopia feat. AYAME (from AliA) / Sizuk
- ②Take Me Maybe / Penthouse
- ③ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~ / 石井あみ
- ④コイコガレ / milet × MAN WITH A MISSION
- ⑤壱雫空 / MyGO!!!!!
- ⑥Full moon…! / 有馬かな
- ⑦Endroll / 神山羊
- ⑧more than words / 羊文学
- ⑨勇者 / YOASOBI
- ⑩Walking Dream / 上原歩夢
①Dystopia feat. AYAME (from AliA) / Sizuk
氷の領域 溶かして 解き放って
閉じ込めた過去の向こう 広い世界へ
1/6リリース
アニメ「冰剣の魔術師が世界を統べる」オープニングテーマ
2023年のスタートはこちら!
毎回アニメで流れ始めるタイミングがとても印象的で、イントロの綺麗な旋律耳に残りやすい第一印象でした。
そんなメロディから始まり主人公の過去の心境を表した歌詞────
妙に突っ込みどころが多いアニメ内容本編の日常パートとの対比もあって一層シリアスさが引き立つ一曲。
過去の孤独や苦悩、仲間を失って凍てついた心を新たに出会った友人との交流を得て徐々に溶かしていく展開とシュールなシーンは単純に見ていて楽しいアニメでした。
是非2期もお願いします。
②Take Me Maybe / Penthouse
始まりと終わりが溶けた窓辺
いたいけなあの頃が映る
1/10リリース
アニメ「デジモンゴーストゲーム」2023年1月~最終話エンディングテーマ
毎回楽しく見ていたゴーストゲームの最終シーズンエンディングテーマ。
今までは1話完結型だった話が徐々にクライマックスに向けて明確なゴールを目指し始める展開になり、終わりが近付いてきた・・・って実感した時は本当に辛かったです。
そんな気持ちになりながら毎回聴いていたこの曲、新しい一歩を踏み出すために別れを告げるけど思い出は一緒に着いていく───
そんなメッセージが前向きな気持ちにしてくれる曲でした。
自分の人生に今まであった、地元との別れやお世話になった人の旅立ち・・・オタク的にはコンテンツの終焉やユニットの解散、推しの卒業など色んな「別れ」をつい思い出してしまいましたが楽しかった「思い出」もよみがえる気持ちにさせてくれました。
やっぱりこの季節は別れの季節だよなぁ・・・ってしんみりした気持ちになったときはまた聴きたい曲です。
③ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~ / 石井あみ
未完成で 未確認の 未来図は自分次第
3/22リリース
アニメ「ひろがるスカイ! プリキュア」オープニングテーマ
今回のプリキュアは「空」と「ヒーロー」がテーマですが、疾走感のあるメロディがどこまで広がる空を、力強さを感じさせる石井さんの歌声がヒーローをイメージさせてくれる曲です。
なんとなくプリキュアの主題歌は「かわいい」寄りな印象がありましたが、今回は「かっこよさ」に全振りしたヒロイックな曲調です。
そんな中でも所々に出てくる「涙」や「泣いてもいい」などのワードが強い人も悩んでいる事を教えてくれます。
逆に自分が弱さを見せることはあっても「ヒーロー」にはなれるというのがこの作品のメッセージなんだなと改めて考えさせられました。
まさに未来は自分次第、広がる空のように───
ある意味王道的なテーマの今回のプリキュアを象徴した、前向きさを奮い立たせる一曲です。
④コイコガレ / milet × MAN WITH A MISSION
悲しくって苦しかった夜を切り裂いて
朝焼けを連れてくる
5/31リリース
アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」エンディングテーマ
鬼滅キッズの僕としては特に好きなエピソードがいよいよアニメ化してくれました。
上弦2体と場面を転換しながら対峙する展開が熱く、何度も訪れる理不尽とも言える絶望的な状況を切り抜けていくシーンがジャンプ連載で読んでいた時から毎週ハラハラしていました。
そんな刀鍛冶の里編のエンディングテーマを今回ノミネートしました。
エンディング映像は今回メインで活躍する2人の柱にスポットを当てた内容となっています。
全く別の理由で戦う道を選んだ2人でしたが、人々を守るために刀を握り鬼を斬るのは変わらない───
サビのラストでリズムが変わるところは、まさしく朝日が昇る瞬間の時がゆったり流れるような感覚になり、この作品の本筋である鬼との闘いが終わり陽の光を浴びる瞬間が自然と脳裏に浮かび上がってきます。
⑤壱雫空 / MyGO!!!!!
もしこの雨が上がっても
忘れずに歩いていくよ
6/30リリース
アニメ「MyGO!!!!!」オープニングテーマ
放送が進むたびにTLで名前を見ない日は無い、と言ってもいいくらい話題になっていたMyGO!!!!!。
少し調べてみると特徴的な楽曲名が多く、少しずつ興味を持ち始めました。
いざアニメ本編を見てみるとキャラクターのポジティブな心情もネガティブな心情もこれでもかと見せつけられ、迷いながらも前に進んでいこうとする展開に気が付いたら一気に全部見終わっていました。
主題歌や劇中歌でたびたび羊宮さんの歌唱を聴く機会がありましたが、毎回その歌声に驚かされていました。
今回その中から壱雫空を選んだのは聴く機会が多かっただけでなく、歌詞を見たときに不器用になりながらも前に進んでいく彼女達の情景がスッと僕の頭に入り込んできた事が一番の理由です。
雨の中のひとしずくさえ一緒に連れて行く、晴れた空の下で傘を差す・・・それは迷ってたことを否定せずそれさえも自分が前に進んでいった証にする───
オープニング映像を見るたびに自然とそんな風に思っていました。
⑥Full moon…! / 有馬かな
何度欠けても再び満ちて輝く
あの月のように
7/5リリース
アニメ「推しの子」挿入歌(キャラクターソング)
劇中で有馬かながかつて歌っていた曲、という設定で登場したこちらの曲。
アニメで聴いたときは、曲名にもある通り月のような優雅で幻想的な曲が単純に綺麗だな~って程度の感想でした・・・フルを聴くまでは。
音源を入手して2番を聴けるようになった時、いきなり下を向くことが増えたとの歌詞で始まっていました。
奇しくも役者として伸び悩んでいた過去を思わせる曲であることがわかりました。
ここで改めてアニメのPVは曲名に反してなぜ太陽の下のシーンが多いのか?との疑問が湧いてきました。
オタク特有の勝手な解釈ですが、かつては天才子役と呼ばれ太陽のように常に輝く存在だと自負していた彼女を表しており、今はさまざまな挫折を得て満ち欠けがあっても光り輝く存在である満月になりたいと願っている、と考えました。
1番の歌詞が自信があるように見て取れるところからもかつての天才子役時代を表しているように思えました。
自身が監督にとって使いやすい役者であることを理由に起用されていることを理解していても、それでも自分の舞台では光り輝きたい───
何度かこの曲を聴いていくうちにそのような彼女の願いがなんとなく感じられるようになりました。
⑦Endroll / 神山羊
夢の途中で僕らは探してた
廻る世界が覚えてる傷を
7/9リリース
アニメ「BLEACH 千年血戦篇第2クール『-訣別譚-』」エンディングテーマ
子供の頃から好きだったBLEACHの最新クールからこの一曲。
疾走感のある曲調とアニメ映像の影に潜む滅却師の描写がかっこいい・・・と毎週楽しく聴いていました。
死神と滅却師との全面対決も佳境に入った今回のクール、原作で読んでいたころから好きな対戦カードがいくつもあり単純に映像化されるのが楽しみでした。
個人的には剣八VSグレミィの回が本当に好きで・・・
クールの最終回では嬉しい事に今までの戦いを振り返るような映像で特殊エンディングとしてこの曲が流れました。
BLEACH特有のスタイリッシュとオサレさがこれでもかと映像に詰め込まれおり、本当に最高のEndrollとなりました。
アニオリの補完も追加されており、早く3クール以降が見たいですね。
⑧more than words / 羊文学
いつからか正解を選ぶのが楽になって
本音言う無邪気なペース適当に誤魔化してる
9/1リリース
アニメ「呪術廻戦 渋谷事変」エンディングテーマ
激戦が繰り広げられる渋谷事変───
そんな本編とは対照的な日常の1ページを描いたエンディングテーマ。
1年生たちが楽しそうにしてるのは普段はこんな感じの雰囲気なのか~と思えると同時に本編の内容(と今後)を考えると切なくなる・・・
映像内でも渋谷を思わせるカットが多く、直接的に「渋谷事変」のエンディングテーマであることを意識させられる内容となっていたり、
歌詞の方をよく読むと虎杖の心情とシンクロする部分も結構あったりして、実はそっちの方でもちゃんと本編に沿った内容になってたりします。
⑨勇者 / YOASOBI
くだらなくて 思わずふっと笑ってしまうような
ありふれた時間が今も眩しい
9/29リリース
アニメ「葬送のフリーレン」オープニングテーマ
曲の本編に対する解像度がぶっちぎりで高すぎる・・・
初めて聴いたときに思わず上の感想を抱いた人はきっと自分だけじゃないはず、そう思わせるほどとても印象的な曲でした。
フリーレンが旅に出る理由、かつて一緒に旅をした仲間たち・・・というかヒンメルの思いを改めて理解した上で歩む旅路と勇者が魔王を倒した後の世界の人々の暮らしがアニメとリンクする───
特に2番以降の解像度の暴力と言ってもいいくらいの歌詞は最初に聴いたときはうるっと来ました。
長寿なエルフにとっては一生のほんの少しの時間だったけど、その後の人生を変えた出会いを風化させないように・・・みたいなことを考えては切なくなりますね。
⑩Walking Dream / 上原歩夢
キミがスキなの ダメだなあ
ただ見つめている
10/4リリース
アルバム「Fly with You!! / 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」収録
2023年の10選のラストはニジガクのアルバムからこちら。
今回のアルバムはラブソングをイメージした各メンバーの曲が収録されており、もちろんこの曲もラブソングなんですが・・・
初めて聴いたときは歩夢らしい可愛い曲だな~と思っていましたが、よく歌詞を聴くと・・・うん、怖い。
好きな人の行動把握や秘密を知っているのは当たり前、自分とあなたは相性ピッタリだから他の人は要らないよね?とストレートな狂気、「今日は間違えちゃっただけだよね」と言っちゃう寛容さ・・・
曲の中では徹頭徹尾「好き」って感情しか歌っていはずなのに、聴いている方はそれ以外の感情を抱けるのは却ってすごい・・・のかな?
公開されたリリックビデオの歩夢はめちゃくちゃ可愛い(特に双眼鏡を持ってる立ち絵)のに逆に恐怖を引き立てる出来なのは色んな意味で衝撃的でした。
一応真面目に考えると、アニメ1期の11話で見せた例のラストシーン・・・その状態で突き抜けちゃった感じなのかな。
名曲ぞろいのこのアルバムですが、一番衝撃的だったのでこの曲を選ばせてもらいました。
曲名が歩夢の英語なのはつい最近気付きました。
終わりに
意外とやってみたら今回もサクッとまとめることができました。
ほぼアニメから選ばれたのは自分があんまり現場に行くオタクじゃなくなったってことの現れかなみたいに考えました。
来年も気が向いたらやります。